[EPISODE.01]Departure
死後の世界を舞台にするということで、とても期待できるアニメが、いよいよ始まった。
音無が目を覚ますところから、物語は始まる。彼がSSS(死んだ世界戦線)のメンバーと出会い、共に行動することになる。第一話は、世界観の説明がメインだったようで、それほど面白いとも思わなかった。ギャグも少し寒かった。
だが今後、ビックリするほど予想を大きく上回る面白さになることは、このときの私は知らないのであった……。
[EPISODE.02]Guild
ゆりが大好きになった。正直、初回を見た時は「涼宮ハルヒの憂鬱」のハルヒに似過ぎだな、と思っていたのだが、ゆりの過去を知った後では、そう思ってしまった自分を恥じた。二人とも、結構違うじゃないか。性格の方向性が似ていても、同じでは、ない。
……ゆりっぺの胸に顔をうずめる音無、羨ましくなんか別になかったんだからねっ!
[EPISODE.03]My Song
岩沢さんが「成仏」した。この世界では、自分の人生に満足し、抗うことをやめてしまうと消えてしまうようだ。これまでの話からもそれは分かっていたが、大好きなボーカルの岩沢が消えたことで、その世界観を改めて強く認識させられた。
そして、「天使」の部屋に潜入したメンバーたち。
「クライストとお呼びください!」
天使が「天使」ではなかったことに、ゆりたちは気付く。
天使の目的は何なのか、その謎が一層深まった回だった。
そして、岩沢が消えるのを見た天使の目は、どこか寂しく、見えた……。
消える岩沢を見て、天使は「良かったね」と思ったのだろうか……。
[EPISODE.04]Day Game
いや、ビックリしたね! ギャグがこんなに面白いなんて!
というわけで今回は主にギャグ回です。Girls Dead Monsterの新ボーカルが「ユイ」になったことで、ユイが音無やゆりと共に行動することが増えた。何より、日向と。
もう、あんたたち生前兄妹だったんじゃないの! と思うくらいに、二人ともすごくリズムよい漫才(?)を繰り広げていた。
そして、日向が消えることはなかった。
日向は生前、他のメンバー同様、ひどい運命を強いられていたようだ。野球でフライをとるのをユイに邪魔されて、本当に良かった。
ユイは、音無のあの叫びと、日向の表情から、分かってやったのかもしれない。買いかぶり過ぎかなあ。そでもこは、私たちの想像の自由だ!
ユイに惚れる回だった。しかし、ユイの存在感に圧倒されて、岩沢さんのことを忘れてしまいそうになった自分を恥じようと思う。死んだものは、生きている者の心の中でしか生きられないのだから……。
と、綺麗にまとまったところで、いよいよ第五話の感想だ! テンション上がってきた!
[EPISODE.05]Favorite Flavor
というわけで、麻婆豆腐です。
立花奏(漢字は私の好みで勝手に想像したんだ)という名前が明らかになった天使。名字と名前、両方が存在することにも何か意味がありそうだ。
天使は、会長の座を無理やり奪われたのにもかかわらず、音無に文句を言うこともなかった。おそらく、先生たちにも「すいませんでした」としか言ってないんじゃないかと思う。
なぜ、ゆりたちの攻撃に反撃しなかったのか。天使自身、少し疲れてしまったのかもしれない。悪役を演じることに。
「わざと皆の敵になるように天使を演じ、復讐をさせてあげる」のが天使の目的だと、私は解釈している。ただこの解釈が間違っていたら話を読み違えるので、あまり固執はしないが。
生前、理不尽な運命を強いられた人物で、運命に復讐したいと思っている人は、いったい何に復讐すればいいのだろうか? 紙がもしいるとすれば、理不尽な運命を強いた神に復讐したくなるので当然だ。だから彼女は自ら、神から能力を授かった天使を演じていたのだろう。
なぜ、ゆりたちに攻撃するのか(天使から攻撃したことは無かったと思うが)? それは、自らを復讐の対象とするため。
「まるで悪役ね……」 天使がふともらしたこの言葉にも意味がありそうだ。
そしてなぜ、天使に反抗した人物たちが次々に消されていったのか?
これは、天使が消したのではなく、この世界がそういうことになっているからだ。オープニングにもあるように天使は、誰かが消えるときにいつも「良かったね……」と心の中で笑顔で手を振っていたのではないかと思う。
だが、天使だって人間なのだ。周りからの恨みをわざと買い、結束させるというのは効果があることが多いが、それをやっている人物はとても疲れるのだ。だから、それをずっと続けてきた天使を尊敬する。私はそこまでは、できない。孤独は辛い。
天使もきっと孤独が辛いのではないだろうか。だから、麻婆豆腐をいつか誰かとまた、食べたいのではないだろうか。
[EPISODE.06]Family Affair
天使が誰かと一緒に麻婆豆腐を食べる日がついにきた!
ということで、新会長が登場した第六話の感想です。
いろいろと書きたいことがあるから、まず、「直井パート」と「萌えパート」に分けて書く。天使に対して「萌え」という言葉を使いたくない自分もいる。「かわいいよ~」って感じではないのだ。儚い感じがして、引き寄せられてしまうような……。それを表す言葉を考えてみたが、出てこなかった。私の今後のセレンディピティに期待したい。……やっぱり「萌えパート」じゃなくて「天使パート」にしよう。うん、その方がいい。
「直井パート」
兄が死んだあとに、兄を演じ続けた直井文人。
彼の過去が明らかになり、なぜあのような残酷な行動をとっていたのかが分かった気がした。語弊があるかもしれないが、目的はSSSと同じなのだと思う。
SSSは一般生徒を傷つけることはしない、というようにある程度の倫理を守って行動しているが、直井は平気で他人を傷つける。
そうまでしてでも、神に復讐したかったのだろう。あるいは、やり場のない怒りを他人にぶつけたかっただけなのかもしれない。
人生の結果だけを上塗りし、皆に安らぎを与え、自分が神になるという考え。このような考えに至ったのも無理はないと思う。それに、そういう人に「それは違う!」と言って、説得することは私にはできないと思う。だって、少しはそれも正しいと思ってしまうから。
「偽りの人生を想像し、それに満足し、成仏する」 これも、少しはいいものなのかもと思ってしまう自分がいる。
だが音無は、その幻想を正面から壊した。気持ちのいいほどに……。どんな人生であったとしても、それが自分の人生だ。偽りの記憶になんか満足してはいけない……っ! でも、そうでもしないと耐えられないときがあるのよっ!!
つまり、最後は少し急展開すぎたと思う。だから、音無と直井のやりとりをもう少し深める必要があったように思う。だから、今から脳内補完します。
……Now Loading
……ん、完了! 脳内補完した結果、音無は自分の考えが正しくないかもしれないということに気付いたと同時に、音無の考えにも全面的には賛成できないという結果になりました。ああ、やっぱり音無のあの熱い説得が心に響いた、天使のように、静かに優しく説得されるのもいいけど、ときには非論理的で感情的でもいいから、熱く語られるのもいいのかもしれない。私の中では、次回から彼はSSSのメンバーになります。……実際は成仏したのかなあ? でも、アニメの展開と、自分で考えた展開が違うってのも面白いと思う。自分で何かの作品を解釈し直して、楽しむというのは興味深い。ゼロから自分で世界観を生み出すのも楽しいけど、経験上それはかなり大変だ。だから、自分なりの解釈も楽しもう!
「天使パート」
天使が音無と一緒に麻婆豆腐を食べている姿を見ていたら、涙が出そうになった。きっと彼女は、またこういう日が来るのを待ちわびていたのだと思う。
天使は過去にも一緒に食事をしていたことがあった。しかし、自分と一緒に学校生活を楽しみ、満足して消えて行ってしまう人を見るのが辛くなり、距離をとるようになったのだろう。自分に反抗する立場である音無となら一緒に食べれる、と思ったのだろう。
二人が一緒に学食を食べる姿を見られて、本当に良かった。もう、満足です。
太陽に掲げた手のひらは、キラキラと、眩く、輝いていた。
……いや、消えないよ?
さてと! 音無と天使が二人で牢獄に閉じ込められた。
天使は眠ってしまった。本当に疲れていたのだろう。音無が前回言ったように、彼女がSSSのメンバーに加わる日も近いのかもしれない。
しかし、天使がゆりたちの仲間になったら、皆は誰に復讐をすればいいんだろうか。それこそ、普通に学園生活を送って消えてしまうことになってしまうかもしれない。
最後に、私も天使と一緒にお話ししてみたいなと思った。自意識過剰かもしれないけど、私は天使とどこか波長が合うような気がした。人に何を言われても、相手がそれで満足するなら、と反抗もしない。それで一人で小さな幸せにすがろうとする。そういう姿勢を見ていたら、涙が出た。
ただ、「抗い」がこのアニメの一つのアニメでもあるように、それだけではいけないとも思っている。だって私の考えは、自己満足で、周りから逃げるだけなようにも感じるから。
――諦観することが正しいという訳ではない。
最近、それについて考えている。まだ答えは、出ていない。
Angel Beats!は、本当に色々と考えさせられるアニメだ。このアニメを軸とした考察を、これからも続けていきたい。ただ、一つの作品に固執しすぎると思考が偏るので、他の作品も並行して考えていきたいと思っている。
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